| 【1】「~郎丸」(11種) |
| (1) |
福岡市早良区 |
次郎丸 |
| (2) |
福岡市西区 |
太郎丸 |
| (3) |
北九州市小倉北区 |
三郎丸 |
| (4) |
豊前市 |
四郎丸 |
| (5) |
宗像市 |
三郎丸 |
| (6) |
嘉穂郡桂川町 |
九郎丸 |
| (7) |
嘉穂郡穂波町 |
太郎丸 |
| (8) |
鞍手郡宮田町 |
四郎丸 |
| (9) |
筑紫郡那珂川町 |
五郎丸 |
| (10) |
三井郡北野町 |
十郎丸 |
| (11) |
三潴郡城島町 |
四郎丸 |
| 【2】「~丸」(33種) |
| (1) |
福岡市西区 |
石丸 |
| (2) |
甘木市 |
金丸 |
| (3) |
千代丸 |
| (4) |
持丸 |
| (5) |
大川市 |
三丸 |
| (6) |
北九州市小倉南区 |
市丸 |
| (7) |
北九州市八幡西区 |
永犬丸
(?東町、西町、南町) |
| (8) |
北九州市若松区 |
乙丸 |
| (9) |
童子丸 |
| (10) |
宮丸 |
| (11) |
豊前市 |
市丸 |
| (12) |
小犬丸 |
| (13) |
前原市 |
王丸 |
| (14) |
宗像市 |
石丸 |
| (15) |
王丸 |
| (16) |
武丸 |
| (17) |
行橋市 |
福丸 |
| (18) |
朝倉郡杷木町 |
星丸 |
| (19) |
糸島郡志摩町 |
小金丸 |
| (20) |
浮羽郡田主丸町 |
田主丸 |
| (21) |
浮羽郡吉井町 |
徳丸 |
| (22) |
鞍手郡若宮町 |
金丸 |
| (23) |
黒丸 |
| (24) |
福丸 |
| (25) |
築上郡椎田町 |
岩丸 |
| (26) |
築上郡築城町 |
袈裟丸 |
| (27) |
松丸 |
| (28) |
築上郡吉富町 |
小犬丸 |
| (29) |
三井郡北野町 |
乙丸 |
| (30) |
仁王丸 |
| (31) |
京都郡犀川町 |
犬丸 |
| (32) |
京都郡豊津町 |
節丸 |
| (33) |
宗像郡福間町 |
津丸 |
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| 『新郵便番号簿 平成11年度版』による |
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地名の「~丸」はどこから来たと? |
左の福岡県内の地名「~丸」の表を見てみましょう。
まず【1】「~郎丸」は、上の『広辞苑』「(1)人名の下に付ける語」から来ているのではないかと考えられます。昔、だんだん耕作地がなくなり新田開発をしていた頃、その土地に資財を投じ、開発した人の名前を付けたと想像されます。
また【2】「~丸」は、名詞の「丸」で、お城の本丸、二の丸などのような[お城を構成する部分]を表す使い方から派生してきたのではないかと考えられます。
もちろん、この【2】の中にも【1】のような人の名前からきているものが混じっている可能性は大きいですね。
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どこに多い地名とかいな? |
福岡県内の「~丸」という地名には、地域的な偏りがあります。左の表を見ていただいても分かるように、福岡地区では福岡市西区・早良区から前原市・糸島郡など西の方に見られますが、糟屋郡・春日市・大野城市・太宰府市などの南部には見られません。筑豊方面は、宗像からの続きで、鞍手郡・嘉穂郡には見られますが、田川市・田川郡には見られません。北九州方面は最も多く、北九州市の八幡・若松・小倉から行橋市・豊前市・京都郡・築上郡に見られます。筑後方面でも、三井郡・三潴郡・朝倉郡・浮羽郡・甘木市など北部には見られますが、八女市・山門郡・三池郡・大牟田市などの南部には見られません。
全国的に見ても、「?丸」という地名は福岡県を中心とする北部九州に多く見られますが、その他に福井県・富山県・石川県などの北陸地方にも多く、岡山県・愛知県・岐阜県にも小さなまとまりが見られます。
北部九州だけの言い方であれば、 前にもお話した「原(ばる)」から変化した言い方[バル→マル]という語源説も悪くはありません。しかし、このように京都を挟んだ東西に見られることから、先のように京都で使われていた意味などを出発点にして考えるのが良いでしょう。 |