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夏の昆虫 夏、脊振山地の尾根筋は玄界灘から吹き上がってくる風がさわやかです。エゾゼミやミンミンゼミやヒグラシの大合唱を聞きながら尾根筋を歩けば、トンボのオニヤンマが前を横切ったり追い越していったり、ヤマキマダラヒカゲやアサギマダラなど蝶たちも活発に動いています。そして、アカガシ林の主役はキリシマミドリシジミ。『風の精』ゼフィルスと呼ばれるミドリシジミの中でも特に美しいといわれる蝶です。梅雨が明け夏本番を迎えると、緑色の金属光沢のある翅を輝かせながら飛ぶ『生きた宝石』に出会えます。一方、ブナ林ではヨコヤマヒゲナガカミキリ。ブナの幹を注意深く探すと、幹そっくりの色と模様の体長3センチほどの成虫を発見します。地方によってはレッドデータブックにも上げられていますが、脊振山地は全国一の産地として知られています。