| 難聴 |
何かの原因で聴力が低下して、大きな音しか聞こえなくなった状態を難聴と言います。これは聞こえに関係する耳や神経が障害されることによって生じるもので、重度になると日常生活に支障をきたすようになります。
○いつもより音が小さく感じる。音がひずんで聞き取れない。
○ 耳がふさがった感じが続く
○ 耳だれがでる
○ 耳鳴り・めまいがする
○ 耳に痛みやかゆみを感じる。
このような症状が起きたときは、病院に行きましょう。突然、耳の神経の働きが悪くなる突発性難聴という病気の場合、発症から2週間を過ぎると治療をしても回復が困難になります。
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福岡大学病院 耳鼻咽喉科
中川 尚志先生 |
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| 対処法 |
まずは医師に聞こえと耳の健康状態を診察してもらって下さい。原因を調べるとともに、耳の専門医である耳鼻科医から、どのような補聴器が合っているのか、補聴器でどのようなことが期待できるのか、説明を受けてください。メガネが視力を補うように、補聴器は聴力を補い会話の聞き取りを助ける大切な道具です。しかし、補聴器はメガネと違って、使い始めたその日より使いこなすことはできません。補聴器で聞く新しい音に慣れるリハビリが必要です。また補聴器はそれぞれの方の難聴にあわせて調節します。調節したものを使ってみて、音がひびくもしくはこもるなどの音の質や音が割れるなど感じたときには、調整を繰り返すことで快適に使える条件を見つけていきます。またうるさいところでは補聴器が役に立たないなど補聴器にも限界があります。補聴器の限界を知ることで逆に利点を理解することができます。難聴があるとどうしても物怖じしたり、外出が億劫になることがありますが、補聴器で聞こえを補って、積極的に社会活動や家庭生活を楽しみましょう。
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| ワンポイントアドバイス |
【福岡大学病院 耳鼻咽喉科 中川 尚志(なかがわ たかし)先生】
難聴で最も多いのは加齢によるものであり、70歳の3人にひとり、80歳の半数の方が難聴を自覚すると言われています。 「聞こえない」ということは、周りの人から見えない障害なので、なかなか理解されにくく、難聴で人知れず悩まれる方が大勢いらっしゃいます。
高齢者に対しては、「話が通じないから」とか「どうせ聞こえないから」といった理由で孤立させずに、家族とのコミュニケーションの場や時間を積極的につくるなど、周囲の理解と協力が大切です。 |
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