| 腎臓病のABC小さいけどとっても大事な臓器−腎臓− |
腎臓には、色々な病気を発症する場合がありますが、ほとんどの場合、何の症状も無いことが多いものです。しかし大半の腎臓病は、尿に異常を伴っています。尿の色は、健康状態を示す大切なバロメーターであり、尿がにごっている、コ-ラ色あるいは赤ワイン色の尿が出るのであれば病気の可能性があります。
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福岡大学病院 腎臓内科
小河原 悟 先生 |
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| 尿による様々な症状 |
「尿蛋白」
腎臓には左右でおよそ200万個の糸球体があり、尿のもとを作っています。これは非常に細かい編み目状のフィルターになっており、必要な血球や蛋白は逃さない仕組みになっています。しかし、腎臓に障害が起こると、フィルターの機能が不良となり、尿中に蛋白が混じるようになります。その場合、「腎炎」や「ネフローゼ症候群」の可能性があります。
「血尿」
腎臓や尿管・膀胱といった器官が炎症を起こすなどの障害が発生すると、尿中に赤血球が混じってきます。ただし、この検査で陽性になっても、一時的なものであれば、問題のないことも多く、再検査をすることが一般的に行われています。
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| ワンポイントアドバイス |
【福岡大学病院 腎臓内科 小河原 悟(おがはら さとる)先生】
腎疾患は、腎機能が著しく低下して腎不全とならない限り恐ろしい疾患ではないともいえますが、腎機能が悪化しだすと、腎不全への進行を防ぐことが難しい病気でもあります。
腎不全への進行を防ぐために、原因療法としては副腎皮質ホルモンなどによる免疫抑制療法がもっとも大切です。とくに副腎皮質ホルモンだけでは効果がない難治性のものについては最近では新しい種類の免疫抑制薬が使われています。以前は腎臓病については原因がわからず、なかなか治らないイメージがありましたが、早期に診断し、適切に治療をおこなえば十分克服できるようになってきました。
皆様もなにか尿に異常が出れば早めにかかりつけの病院に受診されることをお勧めします。 |
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