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テレビdeホームドクター<Medical support>

肥満
肥満は生活習慣病を引き起こす大きな要因です。その先には糖尿病、高血圧、高脂血症が待ち構えています。日本人の肥満は男性が約21%、女性が約17%とされ、これからも増加が予想されています。
まず、肥満とは脂肪組織が過剰に貯まった状態と定義され、健康であれば別に無理にやせる必要はありません。その中で治療を必要とする肥満を肥満症といいこれは肥満によってすでに健康障害をきたしているか、近い将来なんらかの健康障害をきたすであろうという状態で、体重の減量が必要となります。日本人に肥満が増えているおもな理由には幾つか考えられ、1つには日本人の脂肪摂取量の増加があげられます。国民栄養調査の結果、日本人が摂取する総カロリーはむしろ減少していますが、食事が欧米化しているため脂肪の摂取は増加しているとされています。次に、輸送・通信手段が発達した現代社会では、運動不足に陥りやすく、消費カロリー量が減少しています。

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福岡大学病院 血液・糖尿病科
 明比 祐子 先生


肥満の診断基準

現在ご自分が肥満かどうか知る方法としてボディ マス インデックス(BMI)と体脂肪率の測定があります。身長と体重で計算するBMI【体重÷身長(m)÷身長(m)】という数値は標準体重であれば22に、日本では25以上を肥満と判定します。BMI値が22に相当する体重を標準体重とした理由は、その体重前後の人がもっとも病気にかかる頻度が少ないという統計結果からです。体脂肪率というのは、脂肪が体重の何パーセントを占めているかということで、一般に女性では30%以上、男性では25%以上あると体脂肪が多いといえます。最近では体脂肪を測定できる体重計がありますが、体内の水分量などに影響をうけるため、誤差が多いのが問題です。夕方4時から5時の時間帯で測定すると誤差が少ないと言われていますが、その時間帯に測れない方は毎日測定する時間を決めて、比較するといいと思います。


ワンポイントアドバイス

【福岡大学病院 血液・糖尿病科 明比 祐子(あけひ ゆうこ)先生】

最近話題になっております『メタボリック症候群』は、まず内臓脂肪肥満があり、高血圧や軽度の高血糖を合併することで、動脈硬化を起こしやすくなっている病態を表しています。お臍の高さで腹囲を測定し、男性では85cm, 女性では90cm以上あれば内臓脂肪肥満と判定します。内臓脂肪はつきやすい一方、食事と運動療法のみで比較的速やかな減少がみられます。内臓脂肪が減ると、血圧や血糖値も低下しますので、相乗的に動脈硬化の予防が期待できます。食事の一日の総カロリーの目安は一般的な家庭の主婦の場合、標準体重(身長(m)×身長(m)×22)× 25〜30kcalになります。(身長158cmの方で、約 1400 kcal/日)運動はウオーキングであれば一日1万歩を目標にしてください。膝の悪い方は、水の中でのウオーキングをお勧め致します。日頃の食習慣や運動をもう一度見直し、肥満を解消し、動脈硬化を予防しましょう。