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テレビdeホームドクター<Medical support>

貧血
女性の約1割が悩んでいると言われる貧血。貧血は、よくある症状なので軽く見られがちですが、からだがだるく、疲れやすくなったり、顔色が悪くなったりと、健康とはいえない状態です。貧血とは、血液中の赤血球が少ない状態をいいます。
赤血球は成人女性で血液1ccの1000分の1に相当する1マイクロリットル中に約400万個あります。赤血球はヘモグロビンというたんぱく質を含みます。このヘモグロビンが肺で取り入れた酸素を体のすみずみに運び、またいらなくなった二酸化炭素を持ち帰って、肺から外に出す働きをします。このため赤血球が少なくなると、全身に運ばれる酸素の量が減少し、体が酸素不足になってさまざまな症状が起きてしまうのです。

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福岡大学病院 輸血部
 熊川 みどり 先生


貧血の症状

貧血の症状とは、顔色や皮膚が全体的に青白くなり、唇や爪の赤みもなくなってきます。また、からだがだるい、疲れやすい、食欲不振、頭痛、肩こり、めまい、動悸や息切れなどの症状があらわれます。つよい貧血がある場合には、鏡に向かってアッカンベーをして、下まぶたの裏側の結膜を見ると、白くなっています。
貧血の症状がある場合には、貧血の原因となる病気が隠れていることもあるので注意してください。消化管出血が貧血の原因となっている場合には、便に血液が付着することがありますし、胃など上部の消化管から出血があると便の色が黒くなることがあります。また女性の場合には過多月経や生理予定日以外の不正出血などが貧血の原因となることもあります。


ワンポイントアドバイス
【福岡大学病院 輸血部 熊川 みどり(くまがわ みどり)先生】

貧血の原因として最も多いのが、赤血球中のヘモグロビンを造るのに必要な鉄分が不足することによって起こる鉄欠乏性貧血です。女性のライフスタイルには月経、妊娠、ダイエットなど鉄欠乏性貧血になり易い条件がそろっています。そのため成人女性の約1割が鉄欠乏性貧血であり、さらに鉄欠乏状態の貧血予備軍は思春期では5割に及ぶと言われています。貧血になり易い女性は、日ごろから食事に注意して、鉄分不足にならないように心がけてください。そのためにはバランスのとれた食生活が何より大切です。ただしいったん鉄欠乏性貧血を発症したら、食事療法だけで治療することは無理なので、鉄剤で治療する必要があります。また貧血の原因となる病気が隠れている可能性もあるので、“貧血かな”と思ったら、病院で血液検査を受けられることをお勧めします。