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映画「めがね」合同記者会見レポート
         

出席者
出演 :小林聡美(タエコ役)、もたいまさこ(サクラ役)、加瀬亮(ヨモギ役)


大ヒット作「かもめ食堂」のキャストとスタッフが再び集結し、とある南の浜辺を舞台に“たそがれ”上手な男女5人の人間模様を描いた「めがね」。
おいしいご飯を食べ、ただひたすらリラックスするという、これといってドラマのない物語。ただそこにあるのは、ゆる〜い空気が漂う心地よい風景。
「かもめ食堂」に引き続き主演を務めた小林聡美、荻上作品には欠かせない存在のもたいまさこ、今もっとも注目を集める俳優・加瀬亮が来福。小林&もたいコンビの絶妙なトークに、終始笑いの絶えない会見となった。

Q.美術セットがとても可愛らしくて素敵でした。

加瀬:本当にセットが素晴らしくて、宿のハマダのセットで、蛇口をひねったら水が出なくて美術さんに注意された覚えがあるくらいで(会場笑)。

小林:セットは私たちが宿泊したホテルの中に建てたんですね。そのホテルの別棟にあった柱が珊瑚でできていて、ハマダのセットの一部も同じような素材で作られていて、調和のとれたセンスのいいセットでしたね。

もたい:カキ氷屋のセットも細かいところにこだわってあって、本当に可愛くて嬉しかったです。あそこでずっとお店をやっていたいなと思ったくらいです。


Q.今回もおいしそうな料理がたくさん出てきます。

加瀬:フードスタイリストの飯島さんが食事を作ってくださったんですけど、見た目が素晴らしいのはもちろん、普通に美味しくいただいていました。

小林:相変わらず飯島さんのご飯はどれも懐かしくて素朴なんだけれど美味しかったです。食べることで人がリラックスしたり、無防備になったりするんですけど、その手助けをしてくれる小道具というにはもったいないくらい立派なものでした。

Q.それぞれのキャラクターの背景が省略されている作品ですが、役作りは大変でしたか?

小林:台本の段階では知らされておらず、本読みの時に監督がそれぞれのキャラクターのバックグラウンドを書き出してくださいました。あえて、映画の中で登場人物の背景を描かないのは、映画を見ていただく方それぞれが共感しもらうためかなと私なりに思っています。

もたい:現場(海辺)は考えることを拒絶している感じで、台本に書かれているセリフをそのままを口に出すだけで、本当にそこで生活しているように芝居をしていましたね。

加瀬:大先輩方と仕事をするので気合を入れて乗り込んだんですけど、島に着いたときに、もたいさんがヤギを連れて歩いていて(会場爆笑)、後ろでは聡美さんが洗濯をしていて(笑)。その光景に負けてしまいました(笑)。

Q.「メルシー体操」はかなりインパクトがありました。特にもたいさんの存在感が際立っていて…

加瀬:(ポスターを見ながら)本当にもたいさんだけ自分のモノにしている感じがしますね(笑)。

小林:コレは完璧によろめいているだけですよね(笑)!

もたい:(大爆笑)。現場に入る前から先生に習って、おうちでも稽古して、現場に入ってからも毎日毎日練習して、「夜10時までにしてくれ!」って皆から叱られるくらい本当に頑張りました(キッパリ)。

小林:皆で食堂に集まって1時間くらい練習したら、私達は1時間で覚えてしまって(笑)。1時間で覚えられるものを毎日続けられるもたいさんの女優魂を見たというか(会場大爆笑)。

もたい:本当に腹が立ちました!1時間で覚えちゃうんですよ、みんな。

加瀬:僕もあまり大変ではなかったです(会場笑)。僕の役は、あとから島にやってきた役でズレていてもおかしくないということで楽にできました。

Q.「たそがれる」時間の大切さとは?

加瀬:昔読んだ本で作者も本の名前を覚えていないんですけど、“時間というのはそこにあって、自分たちがそこに近づいたり離れたりしているだけだ”という文章を思い出して、役を演じているときにそんな感じがありました。わかりにくくてすみません(笑)。

小林:私も本を読んだんですけど(笑)。何も考えずに歩いているときに、いいアイディアが浮かんだり、何かを解決するきっかけが見つかることってあるなあと思って。
撮影をしている時間があんまり豊かだったので、東京に戻ってそういう時間の大切さを感じました。そんな時間を持たない人生は本当にもったいないと思います


もたい:映画を撮りに行ったのに贅沢な時間をプレゼントされたような感じはありました。自分たちが感じた心地よさが映画になって、その感じが皆様に伝えられたらいいなと思います。

当日は台風9号の影響で飛行機が遅れ、会場には妙な緊張感が漂っていた。ところが、お3人は到着するや否や「遅れてすみま〜せん!」と軽やかに登場し、会場は一気に和やかムードに。なかでも盛り上がったのが“メルシー体操”の話で、サクラ役のもたいさんは、体操の生みの親という設定のため撮影の1ヶ月前から猛特訓。ところが、他の出演者が1時間ほどであっという間に覚えてしまったのだとか。悔しがるもたいさんに小林さんがツッコミ、さらに追い討ちをかける加瀬さん…と、会場は爆笑の渦に。
そんな息の合ったキャストの雰囲気がそのままスクリーンに映し出された「めがね」。南の島に旅行した気分を味わえるマイナス・イオンたっぷりの映画なのです。


映画「めがね」
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