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出席者
監督:堤幸彦
出演:柳楽優弥(井出埜辰耶(ディノ)役)、石原さとみ(騎馬笑美子(ワラ)役)、田中圭(柳元紳一(ギモ)役)
【包帯クラブ】の活動は、傷ついた人の傷ついた場所に包帯を巻くこと。
とある地方都市で少年少女がはじめた小さな活動は、さまざまな波紋を巻き起こす…。
「家族狩り」「永遠の仔」の天童荒太が7年ぶりに書き下ろした「包帯クラブ」は、他人の痛みを知ることによって自身の心の傷に向き合う若者たちの姿が、年齢を問わず共感を呼び、18万部を超えるベストセラーとなっている。
柳楽優弥、石原さとみ、田中圭、堤幸彦監督が来福し、映画のもうひとり(?)の主役である“包帯”をいろんなところに巻いたエピソードなどで大盛り上がりの会見となった
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Q.いろんな場所に包帯を巻いていますが、一番印象に残った場所は?
柳楽:高崎市庁舎ですね。屋上の側面全部に包帯を巻いたんですけど、高崎でありえないことを包帯クラブはしてしまったんだ〜と、なんていうんですか、優越感に浸りました(会場笑)。
石原:久しぶりの高校生役だったんですけど、体操着を着てサッカーのゴールポストに包帯を巻くのはちょっと恥ずかしかったですね(笑)。
田中:廃墟で女の子の痛みをどうしたら和らげるのかみんなで考えて、廃墟にある物に包帯を巻いてみんなで川辺にいって燃やすシーンがあるんですが、あのシーンは役柄をこえていろんなものが自分の中に入ってきたんで印象に残っています。
監督:私はいろんなところに包帯を巻いた張本人なんですけど、何気ないシーンが印象に残っていますね。わずか数秒のシーンなんですが、そんなところに巻かれた包帯のメッセージや優しさがすごく新鮮だったし、この映画をすごく象徴しているなと思います。

Q.地方の高校生がリアルに描かれていますが、演出でこだわったところは?
監督:若い人たちの感情をどうやって引き出そうかと考えたときに、撮影開始の1ヶ月前にロケ地の高崎に連れてきて、現地で合宿を行いました。その時点でロケを行う場所でリハーサルができたので、高崎の街の空気感をつかんでくれたと思います。
Q.監督は若い俳優さんの魅力を引き出すのが上手い方ですが、「ここが堤マジックだな」と思ったことはありましたか?
柳楽:監督はあれこれ言わない方で、いつのまにか監督の手で転がされていました。現場はとても自然で、演技がやりやすい環境でした。
石原:この役はどんどん成長していく役で、普通の子というのはどういう子なんだろうと、難しい役だなと監督に正直にお話したら、「難しいね、だからこそ面白いよね。楽しんで出来ると思うよ」と言ってくださいました。撮影の仕方が面白くて、イメージしていた以上のものが出来上がっていたので驚きました。
田中:ギモはどんなヤツなんだろうと、なかなか役がつかめなかったんです。役を自分の中で固めていってから演じたほうがいいのかどうしようか迷っていたんですけど、僕の想像以上に深いところまで見ている監督の演出があって、気持ちの根本だけ作って撮影に入りました。出来上がった作品を見たらギモのキャラクターがちゃんと統一されていて、僕も堤ワールドを堪能したなと思いました。
Q.ディノ役はこれまでの役柄とは違うイメージの役でしたが、演じてみていかがでしたか?
柳楽:最初に脚本を読んだ時、今までのイメージが壊せるなと思いました。ディノの精神的な面に共感しまして、僕はディノが大好きになってしまいました。常に生活の中にディノがいないと嫌だ!というくらいになってしまって、実際に撮影に入る前はちょっと不安でしたけど、監督にうまくディノを作ってもらいました。
監督:実際に変な格好をして街を歩いたりして役作りをしていたみたいですよ。
Q.この映画を通じてみなさんに伝えたいことはなんですか?
監督:人にはいろんな悩みやトラブルがあるんですが、まず「語る」ことではないでしょうか。語ることを恥ずかしいとかカッコ悪いとかウザイとか退けてしまう傾向がありますが、やはりちゃんと声に出して人に語ることで何かが始まると思います。
柳楽:人の気持ちを考えてあげることです。そういうパワーが<包帯クラブ>にはあると思います。
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石原:傷ついたことを過去にするのではなく、クリアにする作業が大事なんだと思ってもらえたらいいですね。
田中:撮影をしているときに誰かのために包帯を巻いたり、いろんな人のことを考えたり、そういうものと向き合ってやっていたので、そのとき感じた気持ちが作品を通じてみなさんに伝わればいいなと思います。
| 「誰も知らない」で一躍注目された柳楽優弥さん。記者の質問に対して、役柄同様“わが道”を行く回答に会場は大爆笑。共演の石原さとみさんの印象を聞かれ、「優しいです。」と連呼する柳楽の隣で、しきりに照れまくる石原さん。フォロー上手な田中圭さんは<包帯クラブ>の兄貴的存在だ。そんな若いキャストをまとめる堤監督は、まるで学校の引率の先生(?)のようだった。
街のあちこちで真っ白い包帯が風に舞う。たったそれだけのことなのに人々の心を癒していくのは、包帯が人の手で巻かれるからだろう。人は誰もが人知れず悩みを抱えているものだ。「包帯クラブ」は過去を乗り越え、前に進む一歩の後押しをしてくれる優しい作品だ
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映画「包帯クラブ」
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