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映画「アフタースクール」合同記者会見
         

出席者
監督:内田けんじ
出演:大泉洋(神野役)

監督デビュー作「運命じゃない人」でカンヌ国際映画祭で4冠、国内でも数多く受賞した内田けんじ監督の待望の第2作目が完成。今回は、ひょんなことから行方不明になった同級生探しをやることになった男と、周囲の人間が巻き起こす騒動を描いたエンタテインメントだ。
巧妙に練られた脚本は今回も抜群の出来。しかし、あまりにも緻密な構成に自然と“ネタバレ禁止”状態になってしまった会見。映画のPRなのに詳しく話せないというジレンマも、いじられキャラの大泉さんとクールな内田監督の息の合ったコンビの絶妙なトークに会場は爆笑の連続だった。

Q.どういうきっかけでこのストーリーを思いついたのですか?

監督:新宿のロッテリアでハンバーガーを買いにいった友人が30分たっても戻ってこなかったんです。あまりに遅いので、これは行方不明なのかな、行方不明だったらいいなって思いまして(会場爆笑)。彼がいなくなった場合、僕が知っている彼のことが全部嘘だったらどうなんだろう?って、僕が知り得た情報は彼から知ったことだけなんで、もしかしたら僕が知らない彼の素顔があったら…と考えまして。結局はレジが込んでいるだけだったんですけど(笑)。


Q.神野役に大泉さんを起用した理由は?

監督:大泉さんがイメージにぴったりだったワケじゃないんですが、その違和感にすごくワクワクしたんです。僕がイメージした神野とは違うんですけど、もっと魅力的なキャラクターにしてもらえるんじゃないかという気がしまして、そしてそれは間違っていませんでした。

Q.出演を決めた理由は?

大泉:前作の「運命じゃない人」がとても面白かったんですね。“なんだこりゃ?”と驚いて、こんな作品を作る監督の作品に出てみたいと思いました。僕がオファーを受けた時点で、佐々木蔵之助さんと堺雅人さんが出るって聞いたので、僕は大学時代から演劇をやっていて同じく大学のときからお芝居をしていた蔵之介さんと堺さんに憧れていましたので、その方たちと一緒に映画に出演できるというのがすごく魅力でした。


Q.この映画は1回目と2回目見たときではキャラクターの表情や台詞がまったく違って見えてきますね。

監督:ほお〜、それは非常に正しい映画の見方ですね。


Q.ありがとうございます(笑)。そういう演出も最初から計算に入れて脚本を作られたのですか?

監督:もちろんそれは考えていましたし、これほど役者さんに頼った映画もないと思います。観客にどう見えるかがすべての映画でしたので、観客の想像を壊さない程度に情報を与えなきゃいけない。でもどちらにも見えるというグレーのゾーンを狙っていたので、役者さんのほんのちょっとの表情の違いなど、役者さんに対する要求は細かいところまで求めましたし、抑えてもらうことが多かったですね。

Q.これまで演じられた役柄とは違いますね。

大泉:そうですね。「バラエティ俳優」なんて呼ばれていますから。一体どういう俳優なんでしょうか(会場爆笑)。


Q.(笑)かなり抑えた演技を求められたということですがいかがでしたか?

大泉:これまで大泉洋のキャラクターを要求されることが多かったんですね。今回は観客を誘導していく役でしたんで、僕の勝手でお芝居をやりすぎたりしてはいけないし、本当に今回は監督にすべておまかせしました。
僕は神野がすごくカッコイイ役だと思っていたのに、衣装合わせで変な服ばっかり着せられてですね(会場爆笑)。この映画でもっとエッジの効いた路線に行く予定だったのにそこは監督とちょっとズレがありましたね 。

監督:バチバチでしたね(笑)。映画を見終わったあとに「神野がカッコ良かった」ってよく聞くんですが、それば僕の意図するところではなかったですね(会場大爆笑)。

Q.神野というキャラクターをどう捉えていましたか?

大泉:神野がどんな奴だと言ってしまうとネタバレになってしまうんですよ、困ったことに。こんな人だと言うと映画が面白くないし…(ここで大泉さん本音発言が。ネタバレになるので泣く泣く削除)。ああ、言ってやったよ(会場大爆笑)。でも書けないんだよね、本当にすみません。

Q.非常に紹介しづらい作品なので(笑)、お二人から作品の魅力を聞かせてください。

監督:なかなかこういう作品ってないと思うんですよ、下世話に「狙っていっている」映画というのは。まずはこの魅力的なキャスティングのコラボレーションを見にきてください。

大泉:じつに小憎らしい監督ではありますけれども(笑)、内田けんじという監督は絶対おさえておいて間違いない人です。美味しいお店を見つけたら他人に紹介したくなるじゃないですか、そんな感じで「アフタースクール」は見といて損はないと思います。

映画「アフタースクール」
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