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純喫茶磯辺

監督:吉田恵輔
出演:宮迫博之/仲里依紗/麻生久美子/濱田マリ/近藤春菜(ハリセンボン)
('08日本/ムービーアイ)113分
公式オフィシャルサイト

(c)2008『純喫茶磯辺』製作委員会

シネ・リーブル博多駅

水道工の磯辺裕次郎(宮迫博之)は、妻が8年前に家を出てからというもの、娘の咲子(仲里依紗)と親子ふたりで暮らす、独身の中年男性。父親の急死で多額の遺産を手にすると、突然喫茶店を始めることを決意し、いい加減な経営方針を掲げながらも“純喫茶磯辺”を開店させる。すると、若くて美しい素子(麻生久美子)と名乗る女性がバイトの募集を見てやってきた。裕次郎はすでにいたバイトをクビにし、即採用。それからというもの、素子目当てのクセ者の客たちが集まるようになる…。
女にモテたいからと喫茶店を始めるようなダメ親父としっかり者の高校生の娘。アルバイトの美女はなにやらワケありで、店内にはひとクセもふたクセもある常連客ばかり。
昭和の匂いがプンプンする喫茶店を舞台に繰り広げられる人間模様を、吉田恵輔監督は独自の世界観で作り上げた。
主人公・磯辺裕次郎を演じる宮迫博之は、以前から俳優としての評価も高く、本作でもどこか憎めない中年親父を好演。また、娘の咲子を演じる仲里依紗が父親への愛情がありながら素直になれない現代っ子のドライさを見事に表現している。終始ふくれっつらの表情も可愛らしく、この先注目の若手女優だ。裕次郎を困惑されるアルバイト美女・素子を演じる麻生久美子はメイド服に身を包み、ラストでは意外な姿で登場して喫茶店のお客ばかりでなく観客も翻弄する。
出演シーンは少ないが元妻を演じた濱田マリがいい。数年ぶりに再会した裕次郎と咲子と3人で行ったファミレスシーンでの微妙な親子の会話が妙に笑える。