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たみおのしあわせ

監督:岩松了
出演:オダギリ ジョー/麻生久美子/原田芳雄/大竹しのぶ/小林薫
(07日本/スタイルジャム)118分

公式オフィシャルサイト

(c)2007『たみおのしあわせ』フィルムパートナーズ

KBCシネマ1・2

とある郊外で父と暮らす神埼民男(オダギリ ジョー)は、女性との付き合いがあまり得意でない青年。父・伸男(原田芳雄)の上司の紹介で見合いをし、見合い相手の瞳(麻生久美子)と結婚を前提にした交際を始める。同じ頃、神埼家では奇怪な現象が発生するようになっていた。伸男は以前交際していた女性の嫌がらせだと考えるが、実は亡き妻の弟で、ニューヨークに行っていた透(小林薫)がこっそり帰国して天井裏で暮らしていたのだ…。
劇作家、演出家、俳優としても活躍する岩松了が、「時効警察」のオダギリ ジョーと麻生久美子のコンビを迎えて描く結婚狂騒曲。
何事も成り行きまかせの息子と子離れができずにいる父親。結婚という人生の一大イベントに向けて親子はゴールを目指す。見合い相手の女性は美人で気立てがよく、申し分なし。しかし、周囲ではなにやら怪しげな動きが。そのうえ、花嫁もじつは…と、物語が進むにつれてじわりじわりと不穏な空気が漂っていく。
いい男の代名詞のようなオダギリ ジョーだが、映画では内気で主体性のない愛すべきダメキャラを演じ、俳優としての力量を改めて再確認。父親役の原田芳雄も真面目なのか不真面目なのかわからない男を演じ、オダギリとユニークな親子像を作りあげた。可憐な中に毒を感じさせる麻生久美子、大竹しのぶ、小林薫も独自の存在感を発揮して映画を盛り上げる。
最後の最後まで何が起こるかわからない妙な緊張感、そしてあっと驚くエンディング。ハマルとクセになる作品だ。