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西の魔女が死んだ

監督:長崎俊一
出演:サチ・パーカー/高橋真悠/りょう/大森南朋/木村祐一/高橋克実
('08日本/アスミック・エース)115分
公式オフィシャルサイト

※福岡市・福岡市教育委員会推薦作品

(c)2008「西の魔女が死んだ」製作委員会

ソラリアシネマ

「魔女が倒れた。もうダメみたい」中学3年生になった少女まい(高橋真悠)にと届いたおばあちゃん(サチ・パーカー)の訃報。まいは2年前の日々へ想いを馳せる。
中学に進んでまもない夏の初めに、学校へ行けなくなったまいは、ママ(りょう)の提案で森で暮す“西の魔女”のもとで過ごすことになった。“魔女”とはママのママ、英国人の大好きなおばあちゃんだ。おばあちゃんの家系は魔女の血筋だと聞いたまいは、自分も魔女になりたいと願い、魔女修行を始めることに…。
1994年に刊行され、今もなお多くの人たちに愛され読まれ続けている梨木香歩の児童小説「西の魔女が死んだ」の映画化。
突然中学に行けなくなったまいが、西の魔女=おばあちゃんのもとで過ごした夏の日々。おばあちゃんの家系は魔女の血筋だと聞いたまいは、自分も魔女になりたいと魔女修行を始める。それは、早寝早起きし、食事をとり、しっかりと運動(働く)こと。そして一番大事なのは「何事も自分で決めること」だ。
本作の魅力は、なんといってもおばあちゃんを演じたサチ・パーカーだ。大女優シャーリー・マクレーンを母に持つ彼女だが、そんなことは微塵も感じさせない存在感がある。幼少期を日本で暮らした経験を持つ彼女の清らかな日本語は本当に美しいし、「アイ・ノウ」と優しく語りかける際の微笑みは、凝り固まった心を溶かしてくれる。まい役の高橋真悠も本格的な演技は今回が初めてらしいが、無理に背伸びせず、素直な演技がいい。
おばあちゃんの家を再現したセットはまるで絵本の中から出てきたようで、「こんな家に住んでみたい」と誰もが思うほど素敵。陽だまりのような柔らかく温かな作品である。