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幻影師アイゼンハイム

監督:ニール・バーガー
出演:エドワード・ノートン/ポール・ジアマッティ/ジェシカ・ビール/ルーファス・シーウェル
('06アメリカ・チェコ/デジタルサイトデスペラード)109分

公式オフィシャルサイト

(c)2006 Yari Film Group Releasing, LLC. All Rights Reserved.

KBCシネマ1・2

19世紀末ウィーン。ハプスブルク帝国末期の芸術文化の都では、大掛かりな奇術=イリュージョンが一世を風靡していた。なかでも絶大な人気を誇っていたのは、アイゼンハイム(エドワード・ノートン)という名の幻影師。ある日彼は舞台の上で、幼なじみで恋人だったソフィ(ジェシカ・ビール)と再会する。今では、皇太子レオポルド(ルーファス・シーウェル)の婚約者となっていた。二人の心は再び燃え上がるが、その後、ソフィは皇太子の別荘地の一角で変死体として発見される…。
原作は、ピューリッツァー賞作家スティーヴン・ミルハウザーの短編集。19世紀末のウィーンを舞台に、当時の人気職業だった“幻影師”の中でも天才と称された男と、公爵令嬢との許されることのない愛を描いたラブロマンス。
何もない鉢から目が出て、枝が伸び、実をつける。あっという間の出来事に観客は目を見張る。アイゼンハイムが作り出すイリュージョンは幻想的で、当然CGによって作り出された映像であるが、大半のトリックは当時あった奇術が基になっている。だが、映画ではもっと素晴らしくてロマンティックなイリュージョンが用意されている。まさに大人のファンタージーなのだが、見事に騙されたことが嬉しくなってしまうものだ。
アイゼンハイムを演じるのはエドワード・ノートン。幻影師というより科学者のような雰囲気で、舞台での堂々とした存在感はセクシー。アイゼンハイムを監視する警部を「サイドウェイ」のポール・ジアマッティが演じ、敵対するはずのアイゼンハイムに惹かれていく葛藤を見事に表現している。彼にはちょっとしたサプライズがあるのだが、粋な仕掛けに思わずニヤリ。