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アダン
監督:五十嵐匠
出演:榎木孝明/古手川祐子/村田雄浩/木村文乃 ョ
('05
日本/東京テアトル)139分

公式オフィシャルサイト
(C)映画『アダン』を作る会/株式会社DHC

KBCシネマ1・2

昭和22年、田中一村(榎木孝明)は第十五回北斗展に出品するが落選し、審査会場で主宰の山上氏(中村嘉葎雄)に落選理由について詰問する。そのことで彼は国内の画壇から無視され続け、公募展でも落選を繰り返すことになる。一村の才能を認める荒木泰雲(村田雄浩)は、放っておけずに姉・喜美子に一村を説き伏せるよう提案し、画商(犬塚弘)も紹介する。しかし一村は「絵を売るのは魂を売るようなものだ」と、自分の絵を見せることさえしない。師を持たず、画商を寄せつけず、ただひたすら求道者のように絵を描き、時に、闘鶏を描こうとする一村。ついに彼は、生活の面倒をみてくれていた姉の喜美子(古手川祐子)とも別れ、奄美大島に渡ることを決意する。

幼少の頃から天才として期待されながら、画壇から遥か遠くに身を置き、信じる道をひたすらつき進んだ孤高の日本画家、田中一村。後半生を奄美大島で過ごし、終生を芸術と格闘し続けた一人の男の壮絶な生き様を描く。
田中一村は、1977年に享年69歳で亡くなった。才能を認められながらも表舞台にでることは無く、彼の絵が評価されたのは死後、NHKの「日曜美術館」で彼の作品が紹介され、一躍注目される。タイトルの“アダン”とは、一村が好んでモチーフにしたパイナップルのような大きな実が特徴の南国特有の植物で、その作風から日本のゴーギャンと呼ばれる。
一村を演じるのは、自身も画家である榎木孝明。「HAZAN」でも実在した陶芸家を演じた榎木が、一村を演じることを熱望し、まるで一村の魂が乗り移ったかのような熱演を見せる。そして、弟の才能を信じ続け、全身全霊で弟を支える姉・喜美子を古手川祐子が演じている。監督は「地雷を踏んだらサヨウナラ」の五十嵐匠。榎木とは、前作「HAZAN」につづくコラボとなった。