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カサノバ
監督:ラッセ・ハルストレム
出演:ヒース・レジャー/シエナ・ミラー/ジェレミー・アイアンズ/オリヴァー・プラット/レナ・オリン
('05
アメリカ/ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン))112分

公式オフィシャルサイト
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KBCシネマ1・2

18世紀、ヴェネチア。ジャコモ・カサノバ(ヒース・レジャー)は、落とせない女性はいないと評判のプレイボーイだ。役人に追われて逃げ込んだ大学の講堂で、女性解放を説く演説を目にする。実は、論客はフランチェスカ(シエナ・ミラー)という男装をした美しい女性だった。カサノバは逮捕されるも、総督の取りなしによって放免。しかし、後ろ盾を得るため良家の子女との結婚を迫られる。彼が選んだのは、名家の一人娘ヴィクトリア(ナタリー・ドーマー)。求婚に出かけ、あっという間に婚約が成立するが、彼女に恋する隣家の青年ジョバンニ(チャーリー・コックス)に決闘を申し込まれる。激しい応酬の末に打ち負かした相手の仮面を剥ぐと、現れたのはフランチェスカだった…。

18世紀のヨーロッパで、生涯で130人もの女性たちを愛した、人類史上最も有名な恋の達人・カサノバ。これまで何度も描かれてきたカサノバ伝説を斬新なアイデアで描くのは、『ギルバート・グレイプ』『ショコラ』のラッセ・ハルストレム。
恋愛至上主義者のカサノバにとって、恋とは完璧でなければならない。彼にとって“失恋”なんてこの世にあってはならないもの。ところが、そんなカサノバの魅力に屈しない女性が現れた。男顔負けの知性と剣の技を持つ美しい女性・フランチェスカ。「生涯、たったひとりの男性を愛する」というフランチェスカの言葉が、カサノバの心に火をつけ、カサノバはフランチェシカに恋の罠をしかける。
ロマンティックなラブストーリーであるのはもちろん、ウィットに富んだクラシカルなコメディはシェイクスピアの「十二夜」を彷彿させる。そしてなによりも古都ヴェネチアでの完全ロケーションによって、18世紀そのままの謝肉祭(カーニバル)を再現させ、耽美的でどこかエロティックな映像がロココの世界へ誘う。
究極のプレイボーイ・カサノバを演じるのは『ブロークバック・マウンテン』でオスカーにノミネートされたヒース・レジャー。フランチェスカに『アルフィー』で注目された新鋭シエナ・ミラー。また、ジェレニー・アイアンズ、レナ・オリン、オリヴァー・プラットといったベテラン俳優たちがそれぞれいい味を出している。
カサノバがあの手この手を使ってフランチェスカの心を掴もうとする。それは単なるゲームではなくて、ひたすら女性に尽くし、愛するがゆえの行動だから女たちはカサノバを愛してしまう。粋でお洒落で上質なラブ・ストーリーだ。