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NANA













愛をつづる詩
監督・脚本:サリー・ポッター
出演:ジョアン・アレン/サイモン・アブカリアン/サム・ニール/シャーリー・ヘンダーソン
('04アメリカ・イギリス/ギャガコミュニケーションズGシネマ)100分

公式オフィシャルサイト


 

KBCシネマ

分子生物学者の“彼女”(ジョアン・アレン)は、政治家の夫アンソニー(サム・ニール)との冷めた関係に満たされない日々を送るなか、出席したパーティで、彼女はある男性とで出会う。“彼”(サイモン・アブカリアン)はレバノン人。以前は医者だつたが、祖国に幻滅して逃亡し、今はロンドンでコックとして働いている。二人はお互いの違いを受け止め、情熱的な情事が始まる。しかし、些細なきっかけで“彼”の心には祖国への信念が膨れ上がり、2人の愛に影を落とす。夫との決定的な亀裂、親愛なる叔母(シーラ・ハンコック)の死という出来事で、改めて“彼”を必要とする“彼女”だが、その頃“彼”は、レバノンへ旅立っていた。愛を失った“彼女”は、ひとりハバナへと向かう…。

サリー・ポッターが本作の脚本を書き始めたのは、9.11事件の数日後だった。ひとりの映画製作者として、歴史的、政治的問題を探求するのではなく、人間の感情の部分を描こうとした。
アイルランド系アメリカ人女性と、イギリスへ亡命してきたレバノン人男性。この二人が出会い、恋に落ちる。背負った文化、宗教の違う男と女は、ぶつかり合いながら互いを理解しようとする。抒情詩人でもあるサリー・ポッターが書いた脚本は、台詞のすべてが韻をふんでいる。英語が日常語でない我々日本人にはちょっと理解しがたい部分があるが、詩的な表現が美しいリズムをうち、なにかを感じることはできるだろう。
“彼女”を演じるのは『ボーン・スプレマシー』『きみに読む物語』のジョアン・アレン。成熟した大人の女性が持つ内面から輝く美しさを確かな演技力で表現している。
“彼”を演じるのは、『アララトの聖母』のサイモン・アブリカリアン。“彼女”の夫、アンソニーに『ジェラシック・パーク』『ピアノレッスン』のサム・ニール。


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