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| 父から受け継いだ写真館を営む鈴木寿俊(山崎まさよし)は、訪れる人たちの幸せな瞬間を写真に収めながら、家族との団欒、学生時代からの親友・亮二(大倉孝二)との他愛ないおしゃべりなどで、静かな日々を暮らしている。ある日、写真館に小学校の臨時教員、高橋由紀子(関めぐみ)がやってきた。それ以来、由紀子は写真館の常連となり、寿俊との何気ない会話を楽しむようになる。しかし、寿俊には周囲に秘密にしていることがあった。彼の身体は病魔に侵され、残された時間がわずかしかないのだった。由紀子はまっすぐな気持ちで寿俊を慕い、寿俊もそんな由紀子への想いを止められなくなっていくが・・・ |
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本作は、99年に日本で公開された韓国映画『八月のクリスマス』のリメイク。ペ・ヨンジュンの主演映画「四月の雪」の監督、ホ・ジュノのデビュー作でもある。
もうすぐ死ぬ運命にある主人公・寿俊は、残された時間を静かに暮らしていくつもりだった。そんなとき、由紀子という女性に出会い、人生最後の恋に落ちる。彼女の存在は寿俊に生きる希望を与えるが、反対に残された時間の短さを否応なく痛感し、寿俊の寂しさが痛いほど伝わってくる。主人公・寿俊を演じるのは、『月とキャベツ』以来、8年ぶりの映画出演となる人気ミュージシャンの山崎まさよし。彼のナチュラルな存在感が穏やかで優しい寿俊とピッタリ合っていて、言葉にならない心の動きを見事に演じ切っている。また、本作のサウンドトラック、主題歌も担当している。
ヒロイン・由紀子を演じるのは、『恋は五・七・五』(荻上直子監督)で主役に抜擢され女優デビューした注目の新人女優、関めぐみ。まっすぐで透明感のある演技が光っている。
日本版では、ヒロインの職業が交通取締官から小学校の臨時教員へ設定を変えているが、他の部分はオリジナルとほとんど変わらない。ただひとつオリジナルと違うのはラストシーン。その答えは、最後に見せる由紀子の笑顔が物語っている。長崎俊一監督の抑えた静かな演出が、オリジナルを越える珠玉のラブストーリーを生み出した。
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