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| 1966年夏、ローマ。カラーティ家はイタリアのごく普通の中流家庭だ。ニコラ(ルイジ・ロ・カーショ)とマッテオ(アレッシオ・ボー二)は、ひとつ違いの仲のいい兄弟。しかし、希望を胸に人生を切り開いていく兄ニコラと、才能がありながら繊細すぎる弟マッテオは、ある出来事をきっかけに人生を大きく分けていく。精神病院で不当な扱いを受ける少女ジョルジア(ジャスミン・トリンカ)と兄弟の間には恋にも似た感情が芽生える。二人は、彼女を病院から救い出そうとするのだが、計画はあえなく失敗。ニコラは“彼女のような人を救いたい”と精神科医を目指し、マッテオは大学を辞め、芸術的な感性とは正反対の規律を重んじる軍隊へ入隊を決めるのだった…。
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劇場公開作品としては異例の6時間というケタ外れの上映時間にもかかわらず、ヨーロアッパで大ヒット。イタリアのアカデミー賞であるグヴィッド・ディ・ドナテッロ賞をはじめ、数々の映画賞を受賞した。
物語は、ひとつ違いの兄弟ニコラとマッテオ、この二人を中心にカラーティ家の人々が歩んだ37年間を描く。まるで双子のように仲のいいニコラとマッテオ。月と太陽のように陰と陽の側面を持ち合わせる二人は、ある事件をきっかけに別々の人生を歩むことになる。それと共に描かれるのが、1960年代後半から20世紀の後半までのイタリアの影の部分。陽気で明るい太陽のようなイタリアという国の知らなかった一面を知ることができる。
結婚、出産、死、自殺、葛藤、希望…etc。人生の喜怒哀楽をじっくりと描かれ、6時間という時間の長さを全く感じさせず、まるでカラーティ家の人生を旅を共に歩んだ気さえしてくるのだ。
監督は、『ペッピーノの百歩』で2000年ヴェネチア映画祭最優秀脚本を受賞したマルコ・トゥリオ・ジョルダーナ。ニコラを演じるのは、同じく『ペッピーノの百歩』でスクリーン・デビューを飾り、イタリア映画界の欠かせない存在となっているルイジ・ロ・カーショ。弟マッテオを演じるのはアレッシオ・ボー二。二人は同じ演劇学校の同級生である。そのほか、イタリア映画界の実力者たちが顔を揃える。
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