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監督・脚本:三木聡
出演:上野樹里/蒼井優/岩松了/ふせえり/松重豊/村松利史/緋田康人/要 潤
('05日本/ウィルコ)90分
■公式オフィシャルサイト
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| (C)2005 WILCO CO., Ltd. |

片倉スズメ(上野樹里)は平凡な主婦。夫は海外単身赴任中、定期的に電話をくれるが、話すのはペットの亀の心配ばかりである。
毎日が恐ろしく単調に過ぎていく…。幼なじみのクジャク(蒼井優)は、大胆でスケールの大きい女なのに…。
ある日、スズメは駅の階段のへこみに張られたスパイ募集の張り紙を見つける。思わず連絡してしまったスズメを待ちかまえていたのは、ある国のスパイだというクギタニシズオ(岩松了)とエツコ(ふせえり)夫妻だった。むりやり活動資金500万円を渡され、スズメのスパイ生活は始まった。クギタニ夫婦の一風変わったスパイ特訓を受け、充実な毎日をおくるスズメ。平凡だった彼女の周りは急にザワザワし始め、目立ってはいけないずのスズメは徐々に注目される存在になってしまう…。
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監督の三木聡は、「ダウンタウンのごっつええ感じ」「笑う犬の生活」「トリビアの泉」で、独特の笑いを築いてきた。特に「トリビア」では、知っていても何の特にもならない知識という小ネタをエンタテインメントにしてしまった。タイトルの「亀は意外と速く泳ぐ」も、亀は鈍いというイメージが強いが水中では意外と速いという“小ネタ”。でも、ちょっと見方を変えただけで、意外と人生が面白く見えてくるという深い意味があったりするのだが…。
主人公・片倉スズメを演じるのは、『スウィングガールズ』の上野樹里。すでに、若きコメディアンヌとして日本映画界を担う存在の彼女。“目立たぬよう平凡にスパイ活動する”という変な女スパイをコミカルに演じている。スズメが憧れるド派手な親友クジャクを演じるのは、『花とアリス』の蒼井優。そんなキュートな二人の脇を囲む曲者揃いの役者たちとの絶妙な組み合わせがいい。とくに、スズメの中学時代に憧れていた先輩役で登場する要潤が、これまでのイメージとは違った三枚目で登場する。
スパイ映画といいつつも、そこは三木聡。いい感じに力が抜けていて、やっぱりなんか変な映画なのだ。
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