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監督:ユ・ハ
出演:クォン・サンウ/イ・ジョンジン/ハン・ガイン/パク・ヒョジュン
('04/韓国/東京テアトル、GAGAアジアグループ)118分 [PG-12]
■公式オフィシャルサイト
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1978年、高校2年生のヒョンス(クォン・サンウ)はマルチュク通りのある男子高に転校してくる。問題児ばかりが集まるクラスに入った彼は、バスケットボールの試合で活躍したことをきっかけに、番長のウシク(イ・ジョンジン)と仲良くなる。ある日、ヒョンスとウシクは、不良にからまれていたオリビア・ハッセー似の美少女を助ける。彼女の名はウンジュ(ハン・ガイン)、近くの女子高に通う、ひとつ年上の3年生。ヒョンスはウンジュに思いを寄せていたのだが、ウンジュはウシクと付き合いはじめる。
ある時、ウシクと風紀委員ジョンフン(イ・ジョンヒョク)が屋上で決闘、罠にはまったウシクがボロ負けし、屈辱のうちに学校を早退する騒ぎが起こった。その後ヒョンスは、ウシクがウンジュらしき女子高生と一緒に家出したと知らされる…。
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クォン・サンウの勢いは止まらない。今年に入って主演作が立て続けに公開され、本作ですでに4本目。その中で、クォン・サンウ自身が一番のお気に入りという作品がこの「マルチュク青春通り」だ。
クォン・サンウが演じるのは、純真で真面目な高校生ヒョンス。ブルース・リーに憧れ、厳格な父の言いつけを守る普通の高校生だった彼が、ひょんなことからクラスのボス的存在の同級生ウシクと仲良くなり、ケンカやナンパに明け暮れ、酒やタバコと、勉強そっちのけの高校生活をおくることになる。ひとつ年上の女子高生に恋心に抱きつつも、自分の思いを上手く伝えることができず、自分の不甲斐なさに悩む。これまでクールでかっこいい男を演じてきたクォン・サンウが、新たな魅力をファンに見せてくれる。
舞台は1978年の韓国。軍事政権下の鉄拳教育の実情が描かれているのが面白い。ヒョンスがヌンチャクを片手に屋上で大暴れするクライマックスシーンでは、自分自身と理不尽な大人へ対する怒りが爆発する。そして、映画のラストでは映画館の看板がブルース・リーからジャッキー・チャンに変わっている。まるで、青年から大人へと変わっていくように。
ほろ苦い青春を描いた秀作だ。
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