■ J:COM劇場 ふくおかむかしばなし感想文コンテスト

入賞者発表

古里への親しみ込めて 福岡県内から応募641編

表彰式では、最優秀賞に選ばれた児童に賞状が手渡された
 福岡県内の小学生を対象に募集した「J:COM劇場ふくおかむかしばなし感想文コンテスト」の入賞者が決まりました。
 J:COM福岡5chで放送中の「J:COM劇場ふくおかむかしばなし」は、福岡に伝わる民話を絵や人形劇にした番組で、このほど実施された「〜地域をみつめて〜ケーブルテレビ九州番組コンテスト」で準グランプリを獲得しました。
 コンテストは、福岡市中央区春吉に伝わる「猫と犬」、博多区吉塚の「猫づか」、樋井川の河口を舞台にした「酒の好きな海カッパ」の三つの昔話を見た感想文を募集したところ、六百四十一編の応募がありました。その中から、最優秀賞の「J:COM福岡賞」と「西日本新聞社賞」にそれぞれ各学年一編ずつ、優秀賞に各学年十編ずつが選ばれ、また、応募のあった学校の中から六校に学校賞が贈られました。
 一月十五日には、福岡市中央区薬院の明光Vコーポレーションで表彰式が行われ、最優秀賞に選ばれた児童らが出席。J:COM福岡の北川文雄社長が「やさしい心、美しい心を育てて、立派な大人になってください」と、激励の言葉と賞状などを受賞者に手渡しました。
[2006.01.29 朝刊掲載]

三つの昔話

「酒の好きな海カッパ」

酒の好きな海カッパ

「猫と犬」

「猫づか」

J:COM福岡賞

  • 加嶋大樹
     加嶋太樹
  • 金子美波
     金子美波
  • 加藤菜々子
     加藤菜々子
  • 早川とも
     早川とも
  • 大槻優花里
     大槻優花里
  • 松本由紀乃
     松本由紀乃

西日本新聞社賞

  • 山崎迪真
     山崎迪真
  • 村上孔亮
     村上孔亮
  • 片桐日菜子
     片桐日菜子
  • 大下和佳奈
     大下和佳奈
  • 渡辺和茄奈
     渡辺和茄奈
  • 高橋咲子
     高橋咲子

優秀賞

<一年> 一年の作品 >>>
 吉田智貴、小坂亮太(福岡市立簀子小)、松原七海(福岡市立曲渕小)、平田朋子、松本麗未(福岡市立当仁小)、高木慧人、畑菜奈子、廣岡優菜、吉行和奏(福岡市立横手小)、楠田麗(筑紫野市立原田小)

<二年> 二年の作品 >>>
 北崎菜奈子、毛利太一(福岡市立曲渕小)、堀田隆之助、茨田晏樹(福岡市立住吉小)、古賀真実帆、梅本詩織、松村博文(福岡市立東光小)、比留川ありさ、堀杏奈(福岡市立平尾小)、舛田絢華(福岡市立南当仁小)

<三年> 三年の作品 >>>
 原口紅緒、山嶋大地(福岡市立簀子小)、綾部彩絵佳、小山紋佳、八尾晴美、河原弓乃、森田寛明(福岡市立城南小)、後藤可菜実(福岡市立有田小)、吉村緩菜(福岡市立横手小)、三浦聖羅(福岡市立住吉小)

<四年> 四年の作品 >>>
 田中珠実、有須田遥華(福岡市立大名小)、橋詰日菜子、時枝知佳、関浩輝、西歩美(福岡市立別府小)、山下萌夏、木下優芽(福岡市立愛宕小)、藤野葵、新田悠利(福岡市立当仁小)

<五年> 五年の作品 >>>
 金子夏生(北九州市立横代小)、西村佳純、笹原英那、宮川莉奈、三善春菜、竹内奈々実(福岡市立当仁小)、泉可那子(福岡市立草ケ江小)、三ッ廣千咲、安部桃子、木下朝日(福岡市立横手小)

<六年> 六年の作品 >>>
 川口千枝里、渕野幸輔、西優希、宗岡美樹(福岡市立香椎小)、坂口真莉愛、青柳美央子、村山朝日、川奈月、吉野美穂、大串友菜(志免町立志免西小)

学校賞

<J:COM福岡賞> 福岡市立横手小学校
<西日本新聞社賞> 福岡市立曲渕小学校
<明光Vコーポレーション賞> 福岡市立当仁小学校
<優秀賞> 福岡市立簀子小学校、福岡市立住吉小学校、福岡市立城南小学校

審査委員

▽坂井ひろ子(児童文学作家)▽吉田正樹(福岡市教育委員会指導第二部初等教育課主任指導主事)▽宮川秋雄(J:COM福岡常務取締役総務部長)▽田代俊一郎(西日本新聞社編集局次長兼文化部長)

総評

“見る力”も評価対象に

審査委員長 児童文学作家・坂井ひろ子氏

坂井ひろ子氏

 六百四十一編の中から入賞者を選ぶのは大変難しかったのですが、選考会でかなり長い時間をかけて討論して、選びました。
 審査は文章のまとめ方や表現の巧みさはもちろん、民話の理解度に加えて、見て楽しむことができているかを基準にしました。最優秀賞に選ばれた十二編は、そうした“見る力”が評価されました。
 『猫と犬』では、「段ボールで作った舞台がしっかりできていた」と映像を細かく観察している意見がありました。『酒の好きな海カッパ』では「カッパは博多弁もしゃべれるんだ」という子どもたちの素直な驚きと感想に、読んでいる私たちも楽しませてもらいました。民話にはその地域の言葉でしか言い表せない文化があります。博多弁のおもしろさを児童たちも理解していました。
 高学年に応募が多かった「猫づか」は、ほとんどが教訓としてとらえていました。民話にはそういう役割もあるのです。
 ただ、学校単位での応募が多かったこともあってか、先生の教え方によって児童の感想が変わっているのではないかということが気になりました。多くの児童が、「もっと見たい、知りたい」という感想で締めくくっていました。地域に伝わる民話を知ることはとても大事なことだと思います。自分の住んでいる地域にどのような民話があるのか調べてみましょう。

【主催】 J:COM福岡、西日本新聞社  【後援】 福岡市教育委員会  【協賛】 明光Vコーポレーション