福岡の地域情報をお届けするケーブルテレビのJ:COM福岡

Top > イベント > 「島津の国宝と篤姫の時代」展(7月12日~8月24日)
















「島津の国宝と篤姫の時代」展(7月12日~8月24日)
日時:7月12日(土)~8月24日(日) 9:30~17:00(入館は30分前まで)
※前後期で展示替えがございます。
前期:7月12日~8月3日
後期:8月5日~8月24日

休館日:7月22日(火)、28日(月)、8月4日(月)、18日(月)
場所:九州国立博物館>>(太宰府市石坂4-7-2)
博物館までのアクセス>>
観覧料:一般 1,200円(1,000円)/高・大生 900円(700円)/小・中生 無料
※( )は前売・20人以上の団体料金です。【団体の前売りはございません。】
※上記金額で九州国立博物館「文化交流展示」もご覧いただけます。
※障がい者とその介護者1人は無料です。入館の際に障がい者手帳をご提示ください。
※満65歳以上の方は( )内料金でご入場いただけます。入館の際に年齢の分かるもの(健康保険証、運転免許証等をご提示ください。
※キャンパスメンバーズの方は団体料金でご入場いただけます。会員証、学生証等をご提示ください。
チケット販売所/ローソンチケット(Lコード83009)、チケットぴあ(Pコード688-136)、JR九州の駅みどりの窓口・JR九州旅行支店・駅旅行センター、JTB、西鉄旅行  他主なプレイガイド

【お問い合わせ】
NHK福岡放送局・事業 TEL 092-724-2843
(土・日・祝日除く 10:00~18:00)
URL: http://www.nhk.or.jp/fukuoka/

----島津の風、アジアの海------
東京大学史料編纂所20万点が九州へ 島津家700年の歴史がここに!

100年を超える歴史を持つ東京大学史料編纂所は、我が国を代表する日本史研究の史料集『大日本史料』を編纂するため、明治時代から数多くの史料を収集してきました。その点数は20万点を超え、質・量ともに国内でもトップレベルの研究機関です。この東京大学史料編纂所の20万点の史料が、耐震工事に伴い、昨秋東京から福岡まで約900キロメートルの距離を輸送され、すべて九州国立博物館に預けられました。この展覧会では国宝「島津家文書」をはじめ、20万点の中から厳選した貴重な史料100点(うち国宝49点、重要文化財18点)を3つのテーマに分けて紹介します。まず国宝「島津家文書」を中心に南九州を支配した島津家、篤姫を生み出した幕末の薩摩藩と日本。次に古代以来、海外に対する交流の窓口であった九州。そして教科書にも登場する数多くの東京大学史料編纂所の名宝を展示します。
東京以外での東京大学史料編纂所の特別展は初めての開催となります。日本の「歴史」を作り上げてきた数多くの貴重な史料を、ぜひこの機会にご覧ください。


第1章 国宝島津家文書の世界
島津家に伝えられた国宝「島津家文書」は、鎌倉から江戸時代までの700年間にわたる、約1万5千点もの膨大な文書群である。現在、国宝に指定されている大名家文書は島津家と上杉家のみで、なかでも鎌倉時代から一貫して南九州一帯を支配した島津家は、質・量ともに最高の文書といえる。関ヶ原の合戦の敵中突破など武勇を誇る島津家は、朝鮮出兵(ちょうせんしゅっぺい)の際の虎狩でもその勇名をはせた。源頼朝、足利尊氏、豊臣秀吉など、時代とともに変わりゆく為政者に対して、島津家は連綿と家を守り続けた。そして幕末、島津家、薩摩藩は篤姫を13代将軍徳川家定(とくがわいえさだ)の正室とし幕府に対しての地位を上昇させ、その後明治維新には主導的役割をはたし、近代国家の礎を築いていくことになる。

[作品名]重要文化財 紺糸威紫白肩裾胴丸大袖付(こんいとおどしむらさきしろかたすそどうまるおおそでつき)
[所蔵先]都城市
室町時代 16世紀

[作品名]島津家朝鮮虎狩絵巻
(しまづけちょうせんとらがりえまき)
[所蔵先]九州国立博物館
江戸時代 19世紀

[作品名]薩藩勝景百図 ※国宝
(さっぱんしょうけいひゃくず)
[所蔵先]東京大学史料編纂所
江戸時代 文化12年(1815)

第2章 対外交流の窓口
九州は古代以来、アジアやヨーロッパなど海外に対する窓口であった。鎌倉時代にはじめて大規模な戦争、元による蒙古襲来(もうこしゅうらい)を受け、西国武士団(さいごくぶしだん)を中心に石塁を築き防戦した。その後、元にかわって明が東アジア冊封(さくほう)体制の頂点となったが、室町時代後期、朝鮮半島や中国などで倭寇(わこう)が横行しその体制も揺らいだ。日本に一番近い朝鮮とは、朝鮮出兵による断絶をへて、江戸時代、朝鮮通信使や対馬宗家に代表される平和な時代を迎えた。江戸時代後期、日本近海へヨーロッパやアメリカが進出し、ロシアのレザノフが長崎に来航、アメリカのペリーによる琉球や浦賀への来航が続き、開国へとつながっていく。九州は常に対外交渉の窓口となり、日本の歴史に影響を与えてきた。

第3章 東大の名宝

[作品名]落合左平次道次背旗
(おちあいさへいじみちつぐせばた))
[所蔵先]東京大学史料編纂所
安土桃山時代 16世紀
東京大学史料編纂所が日本の正史『大日本史料』の史料編纂を目的に1世紀にわたって収集した史料には、平安から室町時代にかけて多くの名品がある。平安時代には、教科書に登場する尾張守藤原元命(おわりのかみふじわらもとなが)の罷免を要求した文書「尾張国郡司百姓等解(おわりのくにぐんじひゃくせいとうげ)」、左大臣藤原頼長(ふじわらのよりなが)の日記「台記(たいき)」、鎌倉から南北朝時代には、当時の百科事典である「拾芥抄(しゅうがいしょう)」、公家徳大寺公清(とくだいじきんきよ)の日記「徳大寺公清公記」、室町時代の公家三条西実隆(さんじょうにしさねたか)の日記「実隆公記(さねたかこうき)」など、朝廷や公家に関する史料が多い。また「たはらかさね耕作絵巻」や「落合左平次道次背旗(おちあいさへいじみちつぐせばた)」など文書以外の史料も豊富である。